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カリキュラム

一貫教育

 文部科学省認可の中高一貫校として教育を行なっている学園では、6ヵ年の連続した教育の利点を生かし、学習指導要領をもとに週5日制、33時間の時間割で授業を行っています。

授業

 科学的真理の探究を目的とする教科の学習を大切にし、教師と生徒はお互いに教科の学習を通して真理を知る喜びを共有します。
 この学習態度は学園創立時から大切にされ、初代校長のピアソン宣教師は、英文学、天文学、数学、物理、化学を教え、毎月2回東京から大学教授を招き化学の実験をするなど自ら真理の探究者となり、「女性は論理的思考力を養って真実を見、迷信や狂信を防ぐ力を備えなければならない」と語ったと言われています。

カリキュラム

 高等学校2年次より、将来の目標に沿った科目の履修が可能なように選択科目を大幅に取り入れ、少人数で授業を行い、授業のみで大学受験に対応できるようになっています。
 高等学校では英語、数学の授業の一部を習熟度別で行い、英会話の授業は中学校1年次から米国人教師により少人数で授業を行って、十分な効果が上がるように努めています。

中学校 高等学校
教科 1年 2年 3年 教科 1年 2年 3年
1類-1 1類-2 2類
  必修 必修 選択 必修 選択 必修 選択 必修 選択
聖書 1 1 1 聖書        
国語 5 5 6 国語 4 7 4 5 4 3 4   10
社会 4 4 4 地理歴史 4   8   8   8   10
数学 4 5 5 公民   2   2   2     4
理科 4 4 4 数学 5     4   6     12
音楽 1.5 1 1 理科 4 2 6 2 6 2 6   8
美術 1.5 1 1 保健体育 3 3   3   3   3  
保健体育 3 3 3 芸術 1 1 2 1 2 1 2   6
技術家庭 2 2 2 英語 7 9 2 7 2 7 2 5 5
英語 6 6 5 家庭 2   2   2   2    
特別活動 1 1 1 情報 1 1   1   1     2
合計 33 33 33 特別活動 1 1   1   1   1  
        合計 33 33 33 33 33

総合的な学習の時間は、各学年において集中授業で実施しています。

聖書科

本校は週1時間、6年間聖書科の授業があります。中学入学で初めて聖書を手にする生徒がほとんどですから、はじめは聖書・讃美歌の開き方から始め、「キリスト教入門」として礼拝とは何か、聖書とは何か、クリスマスに代表されるキリスト教の祝祭から、聖書(旧約-新約)の基本的な内容を高2までに学び、高3は卒業を控え、建学の精神(「神を畏れ、神を愛し、隣人を愛する」)を基礎にキリスト教倫理を学びます。中学から高校は自己と出会い、他者との関係を築く大切な時です。聖書を通して、神に愛される自分を知り、同じ愛に生きる他者と共に生きる世界を築くひとりとして、生きる準備を目指してほしいと願っています。

国語科

「読む、書く、聞く、話す」という言語機能をバランスよく育成する授業を展開しています。教科書を用いた学習に加えて、様々な言語活動を取り入れています。中学生は読書ノートを作り、読書習慣をつけています。またオリジナル教材「古典入門」を用い、日本古来の優れた作品の暗唱を通して言語感覚を養います。その他中1では手紙の書き方の学習として「受験生への手紙」、中2では実用的な文章の学習として「学校紹介パンフレット」を作成し、秋桜祭で展示しています。

社会科

社会科の学習は、自分を成長させ、世界に貢献できる人になるための学びです。入学したばかりの中学1年生から「社会科は暗記科目で苦手」という声を聞くことがありますが、身につけた知識は自分で考え、正しい判断をするために使うことができます。歴史、地理の授業を通して過去や自然、文化を、公民の授業を通して社会の仕組みを知り、それらの知識を現在の自分や未来の世界のために活かす力を養う学びを目指しています。

数学科

学びを通して考える力をつけることを目指しています。
問題集を解いてわからない問題があったときには、単に解説を読むのではなく、考え方のヒントを与えて自分の力で正解を導き出すことや、友達と教え合いながら、お互いの理解を深めることを大切にしています。また、定期試験や小テストで間違えた問題は正解するまでテスト直しをして、なぜ間違えたのかを考え、基礎力を定着させます。理解するのに時間がかかる生徒には個別に声をかけて学習をサポートし、きめ細やかな教育を行っています。

理科

理科では、学園での6年間を大きく3段階に分けて学んでいます。第一段階としては、実験・観察を中心に自分の手を動かして実際のものを見ることで、自然現象を実感することを目指しています。次に、その経験を生かして自ら疑問を持って積極的に調べ、その結果を知識として定着させます。最終段階として、その知識を活用し、自然に対する自分の考え方をもてるような学習を行っています。本校を巣立った生徒には正しく科学を見つめる眼を持ってほしいと願っています。

保健体育科

運動の得手不得手に関わらず、全員が能動的に楽しく参加できるような授業を展開しています。また、様々なスポーツを通じて、目標に向かって取り組むことや周囲の人と協力することの大切さ、フェアプレイの精神などを学び、それらを体育以外の場面でも活かせる人間性を育むような授業を心掛けています。
球技大会や運動競技大会に向けての授業では、委員の生徒を中心に練習が進められ、生徒の主体性を伸ばす良い機会となっています。

音楽科

さまざまな楽譜や鑑賞教材から感じ取った音楽を、実技によって自己表現へと広げられるように授業を進めています。基礎的な理論や音程を学ぶコーリューブンゲンなど、クラッシック音楽の基本も学びます。女声合唱の響きを友人とともに作る経験を大切にしながら、讃美歌やクリスマス礼拝で歌う「ハレルヤ・コーラス」など、キリスト教音楽にもふれています。将来的には、クラシック音楽にこだわらず好きなジャンルの音楽を見つけ、音楽を通して喜びを味わえるようになることを願っています。

家庭科

家庭科は、生活に密着した位置づけを大切に、生活力を身につけられるように学びます。中1から高1まで週1回2時間続きの授業です。中1では、フランス刺しゅうを施した聖書・讃美歌カバーを、自分でデザインをして制作します。これは高校3年生までずっと使用します。中2では、エプロンを制作し、高1まで調理実習で着用します。高1では、現在必需品になったエコバッグを制作します。

英語科

中学校では英語を学ぶことの楽しさを大切にしつつ、予習→授業→復習や小テスト→振り返りの繰り返しによって、きちんとした学習習慣を身につけていきます。高校ではその習慣によって培われた英語を使って様々な文化や歴史を持つ人々の考え方や情報を読み取り、また自らの考えを発信していきながら、グローバルな視野を持つことを目標としています。

情報科

講義と実習を組み合わせ、さまざまな課題に対して「問題解決を行う」ことができるように授業展開しています。情報の定義から始めてコンピュータでどのように情報量を計算するかを論理的に理解するとともに、TTL-ICを使って実際に回路を組み立てます。また、問題の発見、解決に向けて知識及び技能を身に付け、活用する力を養うためにLEGO EV3で机から落ちないロボットを作ったり、micro:bitで相互にデータ通信をするなど、問題を解決するためのプログラムを体験します。情報デザインは、オブザベーション法で絆創膏のUXの改善点を見つけ、改善点をペルソナ・シナリオ法で対象者を限定してUXを工夫する体験やPDCAサイクルを体験します。